モリンガの効能と甲状腺に関して気をつけたい摂り方をご紹介します!

スーパーフードとして世界的に注目を集めているモリンガ。高い栄養価とともに、抗ウイルス作用や抗炎症作用・抗うつ作用などにも有効とされ、奇跡の木として数世紀にわたり使われてきた歴史があります。日本でもサプリメントやお茶・青汁として販売されています。

ここでは、モリンガの効能や甲状腺に関して気をつけたい摂り方をご紹介します。

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そもそもモリンガとは?

モリンガの原産地は北インドで、通称ワサビノキと呼ばれる植物です。熱帯や亜熱帯地域の気候を好み、インド以外にもインドネシアやフィリピン・アフリカ、日本では沖縄などで栽培されています。

成木は高さ5~10メートルにもなり、とても生命力が強く成長のスピードが速いのが特徴です。

流通している多くは葉をパウダー状にしたものですが、食用になるのは鞘(ドラムスティック)や樹皮・花・根・塊茎・樹皮などほとんどの部分で、未成熟の鞘や根・葉などは炒め物やスープ・カレーの材料に使用されます。

また、種子からは油がとられ、捨てる部分がありません。日本で売られているモリンガは主にパウダー状になっており、お湯に溶かしてお茶のようにいただいたり、お菓子や料理の隠し味として利用されています。抹茶のような香りや風味を持っており、日本人には馴染みのある食材です。

ひじょうにバランスのとれた栄養素を含んでいる樹木で、5000年以上前からインド伝承医学のアーユルヴェーダでは薬効が認められ、メディカルハーブとして使用されてきました。

気にあるモリンガの栄養成分は?

モリンガには、特に体に良いとされる栄養素が90種類ほど含まれています。

例えば、ビタミンAはほうれん草の12倍・ビタミンB1は豚肉の4倍・ビタミンB2はいわしの50倍、カルシウムは牛乳の20倍・カリウムは牛乳の63倍、ビタミンCやE・リン・亜鉛・食物繊維なども豊富に含まれています。

また、食品から摂取する必要がある必須アミノ酸のロイシンやフェニルアラニン・リジン・バリン・スレオニンなどもひじょうに多く含まれるので、健康のバランスを保つのにモリンガはとてもよい食べ物なのです。

その他にも、ポリフェノールは赤ワインの約8倍・ギャバは発芽玄米の約20倍・食物繊維量はゴボウの4倍含まれています。

モリンガの効能~アンチエイジング効果・抗酸化効果・生活習慣病の予防

モリンガには、色素のあるものに含まれる抗酸化酵素・ポリフェノールがたくさん含まれています。このポリフェノールは、老化の原因になる活性酸素を抑制する働きがあり、シワやシミなどの肌のトラブルを予防するアンチエイジング効果が期待できます。

偏った食生活や不規則な生活・喫煙・ストレスなど、活性酸素が増える要因はたくさんあります。活性酸素が体の中に蓄積されていくと、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やガンなどにかかりやすい体質になりますが、モリンガの葉から抽出されるポリフェノールには、強力な抗酸化作用があることが研究で確かめられています。

モリンガには、血管の肥厚を防ぐニアジミニンやイソチオシアネートが含まれ、血圧の上昇を抑えます。また、モリンガの葉と鞘に含まれるイソチオシアネートや食物繊維・ケルセチンには、血糖値の上昇を抑制する効果があることが分かっています。

美容ビタミンといわれるビタミンAやビタミンC・ビタミンEなどが豊富に含まれているので、ニキビや吹き出物の改善など美肌にも効果を発揮します。

モリンガの効能~抗炎症効果

モリンガには、抗炎症作用があることが動物実験で報告されています。これまでにアレルギーやリウマチの治療などに使われているほか、急性炎症状態の治療に効果があるとされています。葉や根に含まれるメタノールを抽出し、関節炎の症状があるラットに与えて痛みについて評価したところ、湿布の主成分となるインドメタシン(非ステロイド性鎮痛剤)とひじょうに似たような効果を発揮することが分かっています。

また、種子に含まれる不飽和脂肪の一種・β-シトステロールは、喘息の動物の気管の炎症を和らげる効果が報告されています。

モリンガの効能~目や髪・皮膚の健康を守る

モリンガの葉には、多量のビタミンAが含まれています。ビタミンAが欠乏すると失明の原因になることもあり、特に目には重要な栄養素です。夜盲症や暗順応の障害に効果があるとされ、白内障の発症をおくらせることが期待されています。

また、網膜血管の拡張を抑制することで、網膜不全の予防や血管の肥厚の防止などに働きかけます。モリンガはたくさんの栄養成分を含んでいるので、血流を促し視力を改善する効果があると考えられています。モリンガの栄養成分であるタンパク質は皮膚がダメージを受けるのを防ぎます。

解毒作用や水分補給を促す成分も含まれており、髪や皮膚の健康を守ります。種からとれたオイルは、頭皮や毛髪を清潔に保ち健康にします。

モリンガの効能~便秘を改善する

モリンガは食物繊維をたっぷりと含んでいるので、便秘を改善する効果があります。食物繊維には、それぞれ別の働きをする水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)と不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)の2種類​​​​があります。

両方の食物繊維を含むモリンガは、便秘の改善解消だけでなく、体内の有害物質や毒素を排出し、腸内環境を整えてくれます。

モリンガの飲み方や食べ方

モリンガはパウダー状で販売されていることが多いので、お湯に溶かして手軽に飲むことができます。より美味しく飲みたいなら、一手間加えることをおすすめします。モリンガパウダー小さじ1杯を少量のお湯で溶かした後、青汁や牛乳・スムージーを加えます。

甘みが欲しい場合は、ハチミツを好みに合わせて加えると、とても美味しくいただけます。モリンガパウダーをマフィンやパンケーキの生地に混ぜると、抹茶風の素朴な味わいになります。豆腐とアボガドを混ぜたものに加えスティック野菜につけて食べても、味にクセがないので飽きません。

甲状腺に関して気をつけたい摂り方

モリンガは、特に副作用の報告はされていません。ただ、甲状腺の機能を助ける働きがあるので、甲状腺機能低下症の治療に用いられる薬を使用しているときは、併用を避けましょう。

モリンガは手軽に取り入れられるスーパーフード

モリンガはアーユルヴェーダで薬効が認められ、メディカルハーブとして古くから使われてきました。葉や茎・花などほとんどすべての部分を使用でき、豊富な栄養素やたくさんの効能があるスーパーフードとして注目されています。

パウダー状で販売されているので手軽に取り入れられるのも人気の理由です。ただ、甲状腺の機能を助ける働きがあるので、甲状腺治療薬との併用は避けましょう。